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» 上総軌道情景[ 小湊鐵道 | いすみ鉄道]
 かつて気動車天国だった千葉県。現在、千葉県で客扱営業非電化路線はJR久留里線、小湊鉄道、いすみ鉄道の3路線しかありません。地方ローカル線の鉄道情景を残すこの3路線、実は互いに希有な関係にあります。いすみ鉄道は旧国鉄木原線を第3セクター継続して昭和63年3月24日から営業を開始。旧国鉄木原線の木原とは木更津と大原から取られた名前で、計画では上総中野から久留里線上総亀山(現JR東日本久留里線)を繋ぎ、内房の木更津と外房の大原を結ぶ半島横断路線の予定でしたが、工事の難所である清澄山に阻まれ計画を凍結。一方、小湊鉄道はその社名の通り、房総半島南側にある安房小湊を目指しましたが、これまた上総中野から木原線同様に清澄山に阻まれ延長工事を中止。当初の計画を清澄山に阻まれ、未達成線となった2路線が連絡して、房総半島を横断しているのがいすみ鉄道と小湊鉄道なのです。
東総元 大多喜−秋元

» なのはな回廊 - いすみ鉄道 [ The Four Seasons ]
[ Film Year 2005-2007 ] 35Image Updating 2008-03-12

 いすみ鉄道は旧国鉄木原線を第3セクター継続して開業、外房線の大原から城下町の大多喜を経て上総中野に至る総延長26.8kmのローカル線。私のフランチャイズ三セクでもあります。存続に関しては、沿線自治体で構成される“いすみ鉄道再生会議”で議論を重ねた結果、『2008年からの2年間は収支検証期間として鉄道を存続させるが、2009年度決算でも収支の改善見込みが立たない場合、鉄道の廃止も検討する』ことをこの程取り決めた。車両や施設の更新もままならない状況ではありますが、民間からの社長公募、沿線花計画、新駅設置など収益増に繋がる利用活性化プログラムを常に行なっています。車両は「なのはな色」に塗装された、いすみ100形・いすみ200形で、今や貴重な富士重工製のLE-Carであることもマニア的には見逃せない。鉄道の収支内容を公表している数少ない三セク鉄道でもあります。



» 上総鉄道情景 - 小湊鉄道 [ The Four Seasons ]
[ Film Year 2005-2007 ] 40Image Updating 2008-04-24

 小湊鐵道はJR東日本内房線五井駅から上総中野までの39.1キロを走る非電化地方鉄道。1996年4月、偶然、上総鶴舞駅に立寄ったのが始めての訪問でした。当時は牛久以降でも列車交換が行われ、菜の花が咲き乱れる上総鶴舞駅の情景に魅了されましたが再訪の機会が無く、撮影を開始したのは牛久以降が1閉塞となり駅が無人化された後となりました。東京近郊にありながら地方鉄道の「原風景」が残る小湊鐵道。沿線随所に経費削減を前提として近代化を進める地方ローカル線とは異なる昭和の鉄道情景が漂っています。

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