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» かわかぜの夏[ 大井川鐵道井川線 ] Date:2006,2008

 蒸気機関車の定期運転を行なう大井川鐵道のもう一つの顔が井川線(南アルプスあぷとライン)。井川線は日本唯一のアプト式鉄道として知られているが、そもそもは山奥に建設資材を運ぶための762mm軌道、大井川電力専用線である。1959年に井川線が専用鉄道から地方鉄道に転換されてからは、観光鉄道の要素が大きくなる。そんな井川線、栄え抜きのディーゼル機関車がDB1形。DB1は加藤製作所製のL型8t機で産業用機関車として製造された。小さい車体に1067mm軌道。愛好家からガニマタ加藤などと呼ばれていたが、客車を引くL型8t機加藤はここ、井川線だけの光景。DBは2両が残るのみで、車庫の入替え、イベント等のみの使用で定期運用は無い。そんなDBが毎夏活躍するのが8月の週末に運転される「かわかぜ号」。千頭駅〜川根両国駅間と短い距離ではあるが、DBがオープンデッキの客車を牽引する姿が見れる。小さな産業用機関車であるDBも、子供達から見れば遊園地の列車と同じなのであろう、いつも笑顔の子供達に囲まれている。2008年、今夏の「かわかぜ号」は、森林鉄道の雰囲気が色濃くなる奥泉までの運転となった。しかし運転日は8月の日曜3日間で、朝の一往復だけと運転回数が激減したのは残念。車両保安基準の問題など様々な噂が出てきたDBだが、そこは大井川鐵道のこと、これからも何かサプライズがきっと用意されていることだろう。

Special thanks to the jumbo and DB manias. It continues to the Spectacle of the four seasons.
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